『危殆に瀕する』(きたいにひんする)という言葉は慣用句ですが

まず『危殆』という言葉が『期待』ではないので

勘違いしたり混乱しやすそうな言葉です。



危殆の『危』が危険の危というところから

漢字を見ればなんとなく意味が予想できそうですが

それでもよく考えないと意味が分かりにくい言葉です。

Contents

スポンサードリンク

『危殆に瀕する』の意味


『危殆に瀕する』(きたいにひんする)の意味は

存否、成否に関わる危険な事態となる

といった意味のようです。



まず『存否』と『成否』の言葉が

結構マイナーな言葉なのでよく考えないとわかりません。



『存否』は
「存在するかしないか」

『成否』は
「成功するかしないか」

といった意味になります。



なので意味をひとつひとつ見ていくと

『危殆に瀕する』の意味は

「存在するかしないか、成功するかしないかに関わる危険な事態となる」

といった意味になります。



例文としては
「今のままでは年金制度が危殆に瀕するのは目に見えている」

といった使い方が良さそうです。

スポンサードリンク

『危殆に瀕する』の類義語

危急
難局
窮地
苦境
ピンチ
危地
死地
破局
クライシス

『危機』の慣用句

足元に火が付く
一難去ってまた一難
一触即発
危急存亡の秋
危殆に瀕する
剣が峰に立たされる
前門の虎後門の狼
轍鮒の急
風雲急を告げる
風前の灯火
釜中の魚
累卵の危うき

おすすめ関連記事