『着たきり雀』(きたきりすずめ)という言葉は

聞いたことがない言葉ですね。



それでもなんとなく

着たままの服装、ずっと同じ服を着っぱなしな状態、というイメージがあり

ボロボロの服装、ちょっとボロが入っている服装

のような意味になってきそうですが。

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『着たきり雀』の意味


『着たきり雀』(きたきりすずめ)の意味は

舌切り雀、に掛けていった語
今着ているもの以外に衣服がなく、ずっとそれを着たままでいること。
また、その人


といった意味のようです。



着の身着のまま」の意味のように
着替えたりする余裕がない状態ではないようなので

こちらのほうは
今来ている服以外に衣服がない、一張羅

のような意味とも相違はなさそうです。



『舌切り雀』は

日本の昔話。原型は宇治拾遺物語に「腰折れ雀」の話がみえる。心やさしい爺(じじ)のかわいがっていた雀が糊(のり)をなめたので、意地悪な婆(ばば)は怒ってその舌を切って追い出す。爺は雀の宿をたずねて、土産に軽い葛籠(つづら)をもらって帰ると、中には宝物がつまっていた。これを見た婆は欲張って重い葛籠をもらって帰るが、それには蛇や毒虫などが入っていたという話。


といった意味のようです。



話の内容から言い方が似ているだけで

意味は似ていないようです。



「雀」もここから加えただけの言葉のようで

対して意味はないのかもしれません。



例文としては
「引っ越しの時は、アパートの解約が早すぎたので一週間ほど家無しで着たきり雀だった」

のような使い方が良さそうです。

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『着たきり雀』の類義語

纏う
羽織る
引っ掛ける
召す
装う
着飾る
めかす
着こなす
穿く
着する
着用
着衣
身仕舞い
身支度
身拵え
盛装
正装

『着る』の慣用句

替え着なしの晴れ着なし
着たきり雀
着の身着のまま
綺羅を飾る
伊達の薄着
弊衣破帽
身に着ける
身を固める

『着る』のことわざ

京の着倒れ

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