『斃れて後已む』(たおれてのちやむ)

という言葉はあまり聞いたことがない言葉ですね。



知らない人にとってはまるでどういう意味なのか

言葉を見ても予想しづらい言葉のような気がします。



「斃れて」は「倒れて」とは違う漢字ですし

「後已む」は意味がわかりにくいので

やはりちょっと全体的にちょっと分かり辛い言葉ですね。

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『斃れて後已む』の意味


『斃れて後已む』(たおれてのちやむ)の意味は

途中でくじけたり屈したりせずに死ぬまで努力を続ける

といった意味のようです。



意味を噛み砕いて見てみると

「斃れて」は「倒れて」と漢字が違うだけで同じ意味を持つ

と思ったんですが

事故や事件、または不意の出来事などで死ぬこと、殺されること

といった意味になります。



「後(のち)」は

1.人の背中の向いている方向。後ろ、後方
2.これから先。未来。将来


といった意味になります。



そして「已む」は

1.風・雨・雪など、自然現象の動きがなくなる
2.続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。終わる


といった意味になります。



なので「斃れて後已む」となると

力尽きて未来が終わる

のような意味になりそうですが

「斃れて後已む」の本来の意味とは

だいぶイメージが違いますね。



もしかしたらこの言葉には

命をかけて倒れるまで全力でやりきる

のような
「死ぬ気で物事に当たれ」

みたいな教訓があるのかもしれません。



言葉を分解して意味をみてもわかりづらく難しい言葉でしたね。



イメージ的に
人生の一生をかけて継続して努力し続ける

といったニュアンスがあるのかもしれませんが

何にしても
途中でやめず努力を続ける

といった意味になってきそうです。



また「死して後已む」の意味は

命のある限り行い続ける。 死ぬまで努力し続ける

「斃れて後已む」とは

同趣旨、似たような意味を持つ慣用句となります。

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『斃れて後已む』の類義語

尽力
骨折り
精励
精進
奮励
奮闘
粒々辛苦
切磋琢磨
勉励
刻苦
努める
励む
勤しむ
頑張る

『努力』の慣用句

倦まず弛まず
斃れて後已む
力瘤を入れる
力を入れる
力を尽くす
血と汗の結晶
手を尽くす
駑馬に鞭打つ
馬力を掛ける
ベストを尽くす
老骨に鞭打つ

『努力』のことわざ

雨垂れ石を穿つ
叩けよさらば開かれん
天は自ら助くる者を助く

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