『絵に描いた餅』(えにかいたもち)という言葉は

どこかで聞いたことあるような気がする言葉です。



それでもやはりはっきりとした意味が分からないというか

知っている人でないと意味が全く通じない

もしくは通じにくい言葉のような気がします。



なんとなく
計画が大雑把で役に立たない
または、計画は立派だけど現実味がない
もしくは、
餅を焼くとしわがよってくるように
じわじわ計画を立てていく、未来を設計していく

のような意味になってきそうですが。

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『絵に描いた餅』の意味


『絵に描いた餅』の意味は
絵に描いた餅は食べられないといった所から
言葉だけで実現性や実際の効果が疑わしい物事

といった意味のようです。



絵に描いた餅は

餅に絵を描くから食べたら消えてしまう

だからその行動自体が無意味である

ということかと思ったんですが

『絵に描いた餅』は
(どんなに巧みに描いてあっても食べられないところから)
何の役にも立たないもの。
また、実物・本物でなければ何の値打ちもないこと

といった意味なので

餅に絵を描くということでなく

絵に描いてある餅

という意味のようですね。



だから、
絵なのでどんなにリアルに見えても食べられない

実用的でない

という意味になってきそうです。

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『絵に描いた餅』の例文、使い方


例文としては
「この方針では絵に描いた餅のようで不安だ」
「絵に描いた餅にならないようふわふわした考えをやめるべきた」
というような
「計画に実現性がない」
「計画から間違ってて予定通りにならない」
の代わりのような使い方が良さそうです。

『絵に描いた餅』の語源、由来


『絵に描いた餅』はどうやら中国から来た言葉のようで

『画餅(がべい)』という言葉を日本語訳にした言葉のようです。



語源、由来となったのは

『三国志・魏書廬毓伝(ぎしょろいくでん)』という書物からで

曹丕(曹操の子供)が大臣に言った言葉

「選擧莫取有名、名如畫地作餅、不可啖也」
人材を登用する時は名声に頼ってはならない。
名声は土に描いた餅のようなものだから食べることはできない。

からきているようです。



一見日本から生まれた言葉のようでしたが

中国の三国志、それもゲームだとよく聞く

曹丕の言葉だというから驚きですね。



名声は土に描いた餅

つまり、役に立たない意味をなさない物

ということを言いたいのかもしれません。

『絵に描いた餅』の反対語、対義語


『絵に描いた餅』は
実現性がない駄目な計画

といった意味なので
その反対語、対義語となると

実現性がある計画
理想通りに事が運ぶ計画

のような意味になってきそうですが。



そうなると

『計画』という言葉でも

実現に向けての計画

といった意味ではあるので

反対の意味としては正解かもしれませんが。



また、
『絵に描いた餅』を
『机上の空論』
頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考え

と似た意味として考えるならば

不言実行
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること

あれこれ余計なことを考えずにただ実行、行動する

という言葉も反対語、対義語として近いのかもしれません。



計画が行動の妨げになる、実現への行動の時間を考えるだけにしてしまう

ということもあるので

結果的に『不言実行』は実現性がある、意味がある、という所から

反対の意味になってきそうです。

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『絵に描いた餅』の類義語

企て
企図
企画
構想
立案
プラン
プロジェクト
目論見
目算
筋書き
青写真
成竹
大計
雄図
遠謀

計略
知略
策謀
画策
画する
策する

『計画』の慣用句

絵に描いた餅
砂上の楼閣

『計画』のことわざ

一日の計は朝にあり
取らぬ狸の皮算用

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