『砂上の楼閣』(さじょうのろうかく)という言葉は
聞いたことがない言葉ですね。
知らないと言葉をよく見ても
意味がなかなか把握しづらいような気がします。
なんとなく
砂の上に立派な建物、のようなイメージがありそうなので
なにもないところから大きな計画を立てる
のような意味になってきそうですが。
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『砂上の楼閣』の意味、語源
『砂上の楼閣』(さじょうのろうかく)の意味、語源は
砂の上に建てた建物はすぐ倒れてしまうことから
構想は立派だが到底実現できそうもないこと。
また基礎がしっかりしていなくて長く維持できないこと
といった意味のようです。
砂上は建物の全体が砂、を意味していて
楼閣というのは立派な建物
といった意味を表現しているみたいですね。
なので
楼閣のように立派な建物だが中身が砂のようにスカスカだからもろく崩れやすい
見た目は素晴らしいけどあっけなく崩れてしまうようなもの
といったイメージから本来の意味に繋がっていきそうです。
理想ばかり高いだけで現実にもっていけないところは
『取らぬ狸の皮算用』と意味が似てきそうです。
人間であれば本能的に理想が高くなりがちなので
誰もが考える事、共感しやすいことなのかもしれません。
そして、到底実現できない構想だからこそ
幸福、という刺激が強いんでしょうね。
だから、ハードルが高く現実味がないから行動しない実現もしない。
だからここは、無難に刺激の少ない幸福で我慢し
なるべく行動しやすい理想を追いかけていきたいですね。
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『砂上の楼閣』の使い方、例文
例文としては
「まずは行動してみないことには計画自体が砂上の楼閣だ」
といった
「計画が実現できない」
「計画が無駄、水の泡」
「立派な計画のみで終わる」
の代わりのような使い方が良さそうです。
『砂上の楼閣』の対義語、反対語
『砂上の楼閣』の反対の意味となると
計画通りに事が進む、ような計画
のような意味になってきそうです。
ネットに上がっている
候補に上がりそうな言葉は
『用意周到』
心遣いが隅々まで行き届いて、準備に手抜かりがないさま
『万全之策』
失敗する可能性が少しもない、完璧な策略
『準備万端』
準備が問題なく整っていること
となるのでこの3つの言葉が
『砂上の楼閣』の対義語、反対語に近そうですが。
『砂上の楼閣』は
理想が高すぎて現実とかけ離れていそうな計画
→結果、実現できない失敗するしかない問題だらけ、抜かりだらけな計画
ということなので
『準備万端』
『万全之策』
『用意周到』の3つの言葉の意味から考えても
『砂上の楼閣』の対義語、反対語として皆が納得しそうです。
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『砂上の楼閣』の類義語
企て企図
企画
構想
立案
プラン
プロジェクト
目論見
目算
筋書き
青写真
成竹
大計
雄図
遠謀
謀
計略
知略
策謀
画策
画する
策する
『計画』の慣用句
絵に描いた餅砂上の楼閣
『計画』のことわざ
一日の計は朝にあり取らぬ狸の皮算用