『葛藤』の読み方は(かっとう)と読みます。



『葛藤』(かっとう)という言葉は

聞いたことはある言葉ですね。



ただ聞いたことがあるだけで

はっきりとした意味がわからない気がします。



なんとなく、激しく争う、バトルする

のような意味になりそうですが。

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『葛藤』の意味


『葛藤』(かっとう)の意味は

葛(かずら)と藤(ふじ)のつるが絡み合うことから
ある関係にある人と人とが
互いにいがみあって対立すること


といった意味のようです。



関係のある人同士がいがみあい対立する

のような意味になりそうです。



「犬猿の仲」のような嫌い合うイメージがありそうですね。



いがみあう』は
互いに敵意をもって激しく争う

といった意味になります。



心の中に相反する欲求や感情が起こって気持ちが揺れ動く事

といった意味としても使われるようです。

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『葛藤』の例文、使い方


例文としては
「会社の幹部同士の葛藤に巻き込まれる」
「今の欲望と未来のための努力で葛藤する」

のような
「関係者同士の激しい争い」
「思い悩む」

の代わりのような使い方が良さそうです。

『葛藤』の語源、由来


『葛藤』の語源、由来となるのは

「葛」(かずら)と「藤」(ふじ)の植物同士がからみあう

というところから、もつれて解けない(ほどけない)

のたとえとして使われるようになったようです。



解決しそうにない争い

のようなイメージもあるのかもしれません。



『葛』(かずら)は
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に生え、茎は長さ10メートル以上に伸びる
『藤』(ふじ)は
つる性植物の総称

といった意味になります。

『葛藤』の対義語、反対語


『葛藤』の対義語、反対の意味となると

心が乱れていない、誰とも争わない

のような意味になりそうですが。



『葛藤』の対義語、反対語となる言葉はないようですが

候補となる言葉は

『平安』(へいあん)
やすらかで変わったことのないこと
『平穏』(へいおん)
変わったこともなく、おだやかなこと

といった意味の言葉が

反対語として近いのではないかとも言われています。



確かに心は振れ動いていなく、人と争うのとは対照的

反対の意味として近そうです。



後は

「葛藤」の意味に含まれている

『煩悩』(ぼんのう)
身心を悩まし苦しめ、煩わせ、けがす精神作用

といった意味の対義語

『正覚』(しょうがく)
正しい仏の悟りのこと

といった意味の言葉も、ある意味

『葛藤』の反対語に近い意味を持っているのかもしれません。

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『葛藤』の類義語

戦う
競う
張り合う
遣り合う
渡り合う
鬩ぎ合う
啀み合う
諍い
角逐
衝突
抗争
葛藤
係争
鞘当て

『争う』の慣用句

蝸牛角上の争い
干戈を交える
骨肉相食む
コップの中の嵐
事を構える
鎬を削る
血で血を洗う
血の雨を降らす
角突き合わせる
覇を争う
火花を散らす

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