『焼きが回る』(やきがまわる)という言葉は
結構頻繁に聞く言葉ですね。
「焼きが回る」と聞くと
疲れる、作業などをしていて手が回らない
のようなイメージがあります。
疲れが溜まってきて作業が滞ってしまう、物事、行動などが止まってしまう
のような意味になってきそうですが。
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『焼きが回る』の意味
『焼きが回る』(やきがまわる)の意味は
刃物を焼いて鍛える時に焼きすぎると切れ味が悪くなることから
年をとったりして頭の働きや腕前が衰え鈍くなる
といった意味のようです。
年をとることを、刃物を焼きすぎる
に例えての言葉だったんですね。
鍛えようとして焼きすぎているとかえって脆くなる、劣化してしまう
というイメージからきたのかもしれません。
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『焼きが回る』の例文、使い方
例文としては
「同僚の20代の若者に命令されるとは俺も焼きが回ったもんだ」
というような
「年を取り衰える」
の代わりのような使い方が良さそうです。
『焼きが回る』の語源
『焼きが回る』の語源は先程も書いたように
刃物などを鍛える「焼き入れ」からきたようです。
「焼きが回る」の「焼き」は
『焼き入れ』
金属を所定の高温状態から急冷させる熱処理である
を意味しているようで
刃物などを鍛える時に欠かせない作業のようですが
やりすぎるとかえって脆くなり、切れ味も悪くなってしまうと言われています。
そういったイメージから年をとることの衰え
に意味が発展したようですね。
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『焼きが回る』の類義語
老境老年
老いらく
老残
耄碌
老化
年波
『老い』の慣用句
老いの一徹老いの繰り言
老いを養う
愚に返る
春秋高し
鶴は千年亀は万年
年は争えない
年寄りの冷や水
日暮れて道遠し
焼きが回る
『老い』のことわざ
老いたる馬は路を忘れず老いては子に従え
老いては益益壮なるべし
麒麟も老いぬれば駑馬に劣る
昔の剣今の菜刀
老驥千里を思う