『温故知新』(おんこちしん)という言葉は

今まで聞いたことがないような
聞き馴染みのない言葉ですね。



四字熟語ということもあって

知らない人が聞くとまるで理解ができなさそうで

日常で使うと会話にならないような気がします。



でも漢字を目で見て意味を予想してみると
知識の「知」に「新しい」という漢字が含まれているので

どこか頭の良さそうな新しい知識を取り入れてそうな

意味にも聞こえてきますが。

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『温故知新』の意味


『温故知新』(おんこちしん)の意味は

古典や伝統など昔の事柄をよく研究して
新しい意味や価値を再発見すること


といった意味のようです。



主に古文などを研究しその意味などを解読する

といったことなのですかね。



全く見たことのない言葉や
誰もわからない答えを探していく

といったことをすること
なのかもしれません。



私にはどうやって進めていくのか想像もつきませんが

それでもそういった
昔のことを研究をすることが

『温故知新』ということなのかもしれませんね。



と思ったんですけど

そういう研究員がするような意味ではなく

『温故知新』は

昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること。
ふるきをたずねて新しきを知る

といった意味になります。



なので

昔の考えや知識を取り入れて
その知識を活かし新しい発見や考えを生み出そう

のような意味になってきそうです。



歴史や昔のことを学んで
アイディアを引き出しやすくしよう

ということなのかもしれません。



または

原点となる部分であったり
初心を思い出して

というニュアンスもありそうですが

「古典や伝統」とあるので

あくまで昔のことを参考にする

ということのようですね。

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『温故知新』の使い方や例文


例文としては
「温故知新の考えを忘れずに作業していく」

といった「昔のことから新しい知識を得る」
の代わりのような使い方が良さそうです。

『温故知新』の由来


『温故知新』という言葉は

論語,為政篇(ろんご,いせいへん)

という中国の書物からきた言葉のようです。



この書物から

孔子という中国の思想家、哲学者の言葉

人の師となる条件、資格は
昔のことを学んで、研究して
そこから新しい知識を得られた人である

といったことが記されていて

ここから『温故知新』が由来された

といわれています。



意味も見た目も難しい言葉ですが

中国の思想家「孔子」からきた言葉だったんですね。



孔子の生まれは
紀元前551年9月28日

ということになるので

2000年以上前の言葉が今でも伝わっている

ということになるんですね。



当時は相当周りに影響を与える人物

だったのかもしれませんね。

『温故知新』の対義語


温故知新の対義語、反対の意味となると

昔を学ばず新しい知識を得ない
未来から学んで新しい発見をする

のような意味が予想されますが。



どちらにしても

『温故知新』の反対の意味となると

どういった意味になるかも予想しづらく

また複雑な意味が予想されそうです。



ネットの中で候補として上がっているのは

『雄鶏が卵を産む』
『男猫が子を産む』

といったことわざですが

これらの意味は

とうていあり得ないことのたとえ

とあるので

過去の出来事が嘘

ということになります。



なので『温故知新』と意味を比較すると

温故知新
「昔の事柄が参考になるから新しい知識が得られる」

男猫が子を産む
「出来事が嘘で無意味な知識だから得られるものがない」

ということになるので

反対の意味として少し納得できそうな気がします。



男猫が子を産む

歴史として残っているわけでもない
また真実でもなく現実でもない

ということになりそうですが。



そうなると

存在しない、作り話

ということにもなるので

過去、昔の出来事

というわけでもない気がしますね。



それでも

新しい知識が得られる材料となるかならないか

という点では
雄鶏が卵を産む』と
男猫が子を産む』は

『温故知新』の
反対語、対義語として成立しそうです。

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『温故知新』の類義語

悟る
弁える
心得る
飲み込む
察する
見て取る
窺う
見抜く
見透かす
掴む
通じる
与り知る
存じる
承知
熟知
知悉
通暁
精通

『知る』の慣用句

一を聞いて十を知る
推して知るべし
温故知新
造詣が深い

『知る』のことわざ

井の中の蛙大海を知らず
知らぬが仏
汝自らを知れ

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