『笠に着る』(かさにきる)という言葉は
聞き馴染みのない言葉ですね。
想像しづらい言葉ですが「威張るの慣用句、諺」として意味を考えると
本音を隠して威張る、弱みを見せずに威張る
のような意味になりそうですが。
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『笠に着る』の意味
『笠に着る』(かさにきる)の意味は
権勢のある者を頼りにしたり
与えられた地位を利用したりして威張る
といった意味のようです。
権力を頼りに威張る
のような意味になりそうです。
『権勢』(けんせい)は
権力を握っていて威勢のいいこと
といった意味になります。
例文としては
「正社員の威光を笠に着て器用にサボる」
のような使い方が良さそうです。
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『笠に着る』の語源、由来
『笠に着る』の語源はいくつか説があるようで
笠をかぶった足軽たちが殿様の権力を盾にカツアゲをしていた
頭に身に着ける笠をボス(頭)というイメージとして威張る
のようなところから来たのではと言われています。
『笠に着る』の
「笠」(かさ)は
日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの。藺(い)・菅(すげ)などで浅い円錐形に作る
といった意味になります。
「笠」は頭にかぶるかさ
「着る」は服を着るのような表現のようです。
「笠」は日よけだけでなく矢から身を護る防具でもあるので
権力という盾に頼る、他力本願
のような意味があるのかもしれません。
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『笠に着る』の類義語
偉ぶる反っくり返る
武張る
驕る
高ぶる
増長
増上慢
夜郎自大
空威張り
尊大
横柄
不遜
傲岸
『威張る』の慣用句
顎で使う大きな顔をする
大きな口をきく
お山の大将
笠に着る
尻に敷く
雪駄の土用干し
態度が大きい
虎の威を借る狐
鼻に掛ける
『威張る』のことわざ
驕る平家は久しからず鳥なき里の蝙蝠