『蒙を啓く』(もうをひらく)と聞いても

いまいちぴんとこないイメージしづらい言葉です。



漢字を見てみると

『蒙』という字もあまりよくわかりませんし

意味が分かりづらい感じです。



『啓く』も普通の「ドアを開く」というような漢字ではないので

この2つの漢字と意味を知っていないと

まるでちんぷんかんぷんな言葉なのかと思います。

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『蒙を啓く』の意味


『蒙を啓く』の意味は

啓蒙(けいもう)する

といった意味のようです。



蒙を啓くの意味がわからない人は

多分『啓蒙』という言葉もわからないと思うので

「啓蒙する」と言われてもよくわからないですよね。



蒙を啓くの『蒙』は
「愚かなこと」
「無知なこと」

といった意味のようです。



そして蒙を啓くの『啓』の意味は
「わからないことを教えて導く」

といった意味になり

手紙でよく使われる
『拝啓』という言葉は
「敬意が低い」
という意味も含まれるようです。



これらの漢字の意味が分かるだけでも

なんとなく『啓蒙』の意味が予想しやすくなってきますよね。





そして『啓蒙』とは

必要な知識を与えて正しい考えができるように導くこと

といった意味になります。



なので『蒙を啓く』とは
「啓蒙する」

といった意味なので

『啓蒙』という言葉を噛み砕いた慣用句になるんですね。



『蒙を啓く』なので

「知らないことに知識を与え思考の幅が広がる」

といった意味にもなってくるのかもしれません。



例文としては

「パソコン音痴だった人もわからないことを順番に勉強していくことにより蒙を啓くことができた」

といった使い方が良さそうです。

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『蒙を啓く』の類義語

授ける
仕込む
仕付ける
叩き込む
諭す
指導
教育
教導
教授
伝授
指南
手解き
教示
助言
コーチ
啓蒙
啓発

『教える』の慣用句

教鞭を執る
知恵を付ける
範を垂れる
蒙を啓く

『教える』のことわざ

負うた子に教えられて浅瀬を渡る
教うるは学ぶの半ば
人を見て法を説け

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