『和して同ぜず』(わしてどうぜず)という言葉は
聞き馴染みのない言葉ですね。
「和」が人の集まり、だとすると
たくさん人がいても全く同じような人、考えというのはなかなかいない
のような意味になりそうですが。
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『和して同ぜず』の意味
『和して同ぜず』(わしてどうぜず)の意味は
人と仲良くしても自分の考えをしっかり持ち
むやみに相手に同調するようなことはしない。
主体性を持って人と付き合う君子の態度をいった言葉
といった意味のようです。
これは「論語」から来ているようです。
なかなか奥が深い言葉だったようですね。
『君子』は
学識・人格ともにすぐれた、りっぱな人
といった意味になります。
無意識になってしまうとどうしても人の考え、行動を真似してしまいがちですが
しっかり自分で考えた行動をしていく
のような意味になりそうですね。
自分らしい生き方をするためにも
無意識に流されない生き方を心がけていきたいですね。
人と仲良く、とあるので
仲良くしつつ自分の考えは貫く
のような意味となりそうです。
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『和して同ぜず』の例文、使い方
例文としては
「和して同ぜずのように生きる方が後悔なく生きられるが、集団の中にいるうちは抑えたほうが災いは防げそうだ」
のような
「仲良くしつつ自分の考えで行動する」
の代わりのような使い方が良さそうです。
『和して同ぜず』の類義語
交際交わり
誼
親交
交友
交遊
社交
友誼
交情
情実
腐れ縁
『付き合い』の慣用句
顔が広い肝胆相照らす
気心が知れる
旧交を温める
爾汝の交わり
水魚の交わり
世間を狭くする
『付き合い』のことわざ
益者三友己に如かざる者を友とするなかれ
君子の交わりは淡きこと水の如し
朱に交われば赤くなる
損者三友
和して同ぜず