『学習』(がくしゅう)という言葉は
日常で普通に聞く言葉ですね。
しかしあまりに普通に日常で使っているため
勉強や勉学といった言葉との違いが
いまいちあやふやなような気がします。
それでも何かを学ぶといった意味には聞こえてきますが
なんとなく
義務教育、中学や高校で習う勉強
といったイメージがありますが。
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『学習』の意味
『学習』(がくしゅう)の意味は
知識や技能を段階を踏んで学ぶこと
といった意味のようです。
べつに
子供のうちに習うこと、というわけではなく
知識や技能といったことを段階を踏んで学ぶ
という意味になってくるみたいですね。
社会人になってからは
自分が勉強することを「学習」と使うことに違和感があるので
やはり子供が勉強することを学習
というイメージが強い気がしますが
特にそういった事ではなく
段階を踏んで学ぶ
といった意味の総称が
「学習」といった言葉になってくるようです。
「習う」という漢字が含まれていたので
気になってもう少し調べてみたら
『学習』は
1.学問・技術などをまなびならうこと
2.学校で系統的・計画的にまなぶこと
とあるので
学問、技能などを習う(教えてもらう)ことで学ぶ
といった意味にもなってくるようです。
例文としては
「フランス語とイタリア語を同時に学習した」
といった使い方が良さそうです。
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『学習』の語源
『学習』の語源、由来と呼べるものは
これといってないみたいですね。
それほど深い意味はなく
単純に「学ぶ」「習う」という言葉を1つにして熟語にした
そして2つの意味を持つ言葉にした
だけなのかもしれません。
『学ぶ』は
勉強する。学問をする
『習う』は
1.教わったこと を繰り返し練習して身につける
2.知識や技術などの教えを受ける
といった意味になるので
『学習』の意味
学問・技術などをまなびならうこと
を見てみると2つの言葉の意味を含んでいる
という気がしてきます。
なので
『学習』という言葉はとくに由来と呼べるものはなく
「学ぶ」と「習う」の2つの意味を含む言葉が欲しかったから作った
使いやすくしたかったから『学習』という言葉が生まれた
ということなのかもしれません。
『学習』の対義語
『学習』の意味は
学問・技術などをまなびならうこと
とあるので
対義語、反対語となると
学問・技術などを教えること
になるのではと推測もできます。
『学習』の対義語は
これだという言葉はないようですが
『学ぶ』の対義語は『教える』
『習う』の対義語も『教える』
とあるのでもしかしたら
『学習』の対義語も
『教える』なのでは
もしくは『教える』に近い意味を持つ言葉なのでは
と予想ができます。
『学習』のように熟語の言葉を探すなら
『教育』『伝授』『指導』といった言葉が浮かんできますが
ここは『教える』の言葉が含まれる
『教育』が『学習』の対義語として最も近い言葉なのかもしれません。
『教育』は
教え育てること。知識、技術などを教え授けること。
人を導いて善良な人間とすること
といった意味になるので
『学習』の反対の意味としても十分近そうです。
『学習』と『学修』の違い
『学修』の意味は
学問をまなびおさめること。学習。修学
とあるので
『学修』の意味に「学習」が含まれる時点で
ほとんど意味は違わないように思えます。
違いとするならば「習う」という言葉が含まれているか含まれていないかで
『学習』の意味には
「学ぶ」の他に「教わり学ぶ」がありますが
『学修』の意味には
「学ぶ」はあっても「教わり学ぶ」は含まれないように見えます。
『学修』の意味に『学習』があるのは
『学習』の意味には「学ぶ」という意味も含んでいるから
そこの部分だけ『学修』と『学習』が同じ意味になるのではと考えられます。
なので
『学習』と『学修』の違いは
人から教わる、習う
という意味が含んでいるか、いないか
ということになりそうです。
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『学習』の類義語
習う教わる
修める
学習
勉強
勉学
修業
習得
体得
会得
『学ぶ』の慣用句
いい薬になる蛍雪の功
見様見真似
六十の手習い
『学ぶ』のことわざ
学問に王道なし少年老い易く学成り難し
習うより慣れよ
学びて思わざれば則ち罔し
門前の小僧習わぬ経を読む