『酔生夢死』(すいせいむし)という言葉は
聞いたことない言葉ですね。
いまいち予想しづらい言葉ですが、何となく
夢の中にいるような酔っているような人生
のような意味になりそうですが。
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『酔生夢死』の意味
『酔生夢死』(すいせいむし)の意味は
酒に酔い
あるいは夢を見ているような気分で
一生を終わること。
ただ生きていたというだけのつまらない一生をいう
といった意味のようです。
あまり考えないで無意識に過ごした人生
のような意味になりそうです。
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『酔生夢死』の語源、由来
『酔生夢死』の語源、由来は
「程顥」(ていこう)
死没:1085年
中国北宋時代の儒学者
といった人が書いた書物
「程子語録」(ていしごろく)の中にある
雖高才明智、膠於見聞、酔生夢死、不自覚也
(どのような優れた才能や智恵のある人物であったとしても、見たり聞いたりしたものにとらわれると、酔生夢死して、自分でさとることがない)
といった言葉から来たようです。
『悟る』(さとる)は
1.物事の真の意味を知る。はっきりと理解する
2.隠されているもの、また自分の運命などについて、それと気づく。感づく。察知する
『囚われる』(とらわれる)
1.つかまえられる。とらえられる
2.固定した価値観や考え方などに拘束される
といった意味になります。
目の前で起きたことを真に受けると、真実が見えない
のような意味になりそうです。
どこぞの勇者のようにすべてを疑うくらい慎重になるべき
転ばぬ先の杖があれば持っていた壺を割る心配もない
または、
硬い考えでは現実が見えない、夢しか見えない
体験したことを疑え
のようなことを言いたい言葉なのかもしれません。
『酔生夢死』の対義語、反対語
『酔生夢死』の対義語、反対語として近そうな言葉は
何も考えず一生を過ごす、の反対の意味
毎日努力して過ごす、のような意味となりそうなので
ここから考えると
「切磋琢磨」(せっさたくま)
学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること
のような言葉が「酔生夢死」の対義語、反対語としてしっくりきそうです。
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『酔生夢死』の類義語
生涯人生
今生
一代
一期
終生
終身
畢生
ライフサイクル
『一生』のことわざ
門松は冥土の旅の一里塚邯鄲の夢
芸術は長く人生は短し
人事は棺を蓋うて定まる
人生朝露の如し
酔生夢死
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
人は一代、名は末代
浮生夢の如し