『切磋琢磨』(せっさたくま)という言葉は

なんとなく聞いたことがありますが

あまり日常で使われなさそうな言葉ですね。



よく聞く割には意味がちょっとわかりづらいので

使いづらいような気がします。



なんとなくせかされている言葉にも聞こえてきそうですが。



『切磋琢磨』の読み方は(せっさたくま)と読みます。

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『切磋琢磨』の意味


『切磋琢磨』の意味は

同じ道を目指すものが互いの欠点の指摘や批判などを重ねながら
学問や技術の向上を図ること


といった意味のようです。



同じ道を目指すライバルがいて
批判や指摘、欠点などを語り合いながら
自身の向上を図っていく

というような意味になってくるのでしょうか。



こういった同じ志を持つ人物がいて

その者とともに実力を競いながら磨いていく

というのは言葉になるくらいですから

技術の向上を図るためには効果的なのかもしれません。



モチベーションも一人でやるよりライバルがいたほうが

やる気も出て集中力も持続しそうな気がしますね。

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『切磋琢磨』の例文や使い方


例文としては
「お互いに切磋琢磨して大学受験の勉強をする」

といった「競い合い技術向上を図る」の
代わりのような使い方がよさそうです。

『切磋琢磨』の語源や由来


『切磋琢磨』の語源、由来は

どうやら漢字の一つ一つがヒントになっているようですね。



『切』は
刃物などで切る

『磋』は
みがく。すりみがく。ぞうげや玉をみがく

『琢』は
打って玉の形をととのえる

『磨』は
こすってみがく

といったそれぞれが
物を研ぎ澄ましていく

のような意味にもなってきます。



これらの言葉を人に言い換えて

学問や技術の向上を図ること

といった意味になってきたようです。



漢字のように人も

研ぎ澄ましていくように鍛える

のようなイメージで
コツコツ努力を重ねていったのかもしれません。

『切磋琢磨』の反対語


『切磋琢磨』の反対語、対義語だと

自分を錆びつかせていく

のような意味になってきそうですね。



そうなるとやはり

『だらだらする』『サボる』

のような言葉が浮かんできますが。



熟語だと

『酔生夢死』(すいせいむし)
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。
生きている意味を 自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること

『無為無策』(むいむさく)
なんの対策も方法もたてられず、ただ腕をこまねいていること。
計画が何もないこと

といったサボるに似たような熟語があります。



やはり『切磋琢磨』は

日々自分を鍛えているイメージがあるので

日々何もしなかったり
何気なく過ごしていたり

といった意味を持つ言葉が

『切磋琢磨』の反対語、対義語

となりそうですね。

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『切磋琢磨』の類義語

尽力
骨折り
精励
精進
奮励
奮闘
粒々辛苦
切磋琢磨
勉励
刻苦
努める
励む
勤しむ
頑張る

『努力』の慣用句

倦まず弛まず
斃れて後已む
力瘤を入れる
力を入れる
力を尽くす
血と汗の結晶
手を尽くす
駑馬に鞭打つ
馬力を掛ける
ベストを尽くす
老骨に鞭打つ

『努力』のことわざ

雨垂れ石を穿つ
叩けよさらば開かれん
天は自ら助くる者を助く

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