『泣いて馬謖を斬る』(ないてばしょくをきる)という言葉は

聞いたことがありそうな言葉ですね。



いまいち意味が分かりづらいですが、なんとなく

泣くような辛い事でも実行する

のような意味になりそうですが。

Contents

スポンサードリンク

『泣いて馬謖を斬る』の意味、由来


『泣いて馬謖を斬る』の意味は

中国三国時代、諸葛亮孔明が
命に背いて敵に大敗した腹心の臣下馬謖を
軍律違反のかどで泣きながら斬罪に処したという「蜀志」の故事から
たとえ愛する者であっても
秩序や規律に反する行動をとった場合は
私情を捨てて厳罰に処すること


といった意味、由来のようです。



少し限定した意味になるようで

決まりを破った人は平等に罰を与える

のような意味になりそうです。



『秩序』(ちつじょ)は
1.物事を行う場合の正しい順序・筋道
2.その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり
『規律』(きりつ)は
人の行為の基準として定められたもの。おきて
『処する』(しょする)は
1.状況に応じて行動する
2.適切に処理する。刑罰を定める

といった意味になります。

スポンサードリンク

『泣いて馬謖を斬る』の例文、使い方


例文としては
「集団行動の上の人だと泣いて馬謖を斬るしかない場合がある」

のような
「大事な人でも決まりごとのために罰する」

の代わりのような使い方が良さそうです。

『泣いて馬謖を斬る』の類義語

涙する
涙ぐむ
啜り上げる
咳き上げる
哭する
落涙
嗚咽
号泣
慟哭
感泣

『泣く』の慣用句

紅涙を絞る
声が潤む
声涙倶に下る
袖を絞る
涙に咽ぶ
涙を催す
不覚の涙
吠え面をかく
目頭を押さえる
涙腺が緩む

『泣く』のことわざ

泣いて馬謖を斬る
泣く子と地頭には勝てぬ

おすすめ関連記事