『騏驎も老いては駑馬に劣る』(きりんもおいてはどばにおとる)という言葉は

聞いたことがない言葉ですね。



騏驎は皆が知っているキリンという動物のことですよね。



騏驎は足が長い、というイメージがあるので

駑馬と比べると足の速さはダントツで騏驎、というイメージから

騏驎も老いてしまったら駑馬にも劣ってしまう

のような意味になってきそうですが。

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『騏驎も老いては駑馬に劣る』の意味


『騏驎も老いては駑馬に劣る』(きりんもおいてはどばにおとる)の意味は

「騏驎」は一日に千里を走るというすぐれた馬。
「駑馬」は足の遅い馬。
名馬も年をとれば駄馬に負ける。
いかに優れた人物であっても年をとると凡人にさえ及ばなくなるという事


といった意味のようです。

また、
『騏驎も老いぬれば駑馬に劣る』
(きりんもおいぬればどばにおとる)
という言い方もされます。



『騏驎』というのは実在する動物のキリンでないようですね。

『騏驎』は
1.1日に千里も走るという、すばらしい馬
2.「麒麟(きりん)」に同じ
『麒麟』は
1.偶蹄(ぐうてい)目キリン科の哺乳類。首と脚が長く、頭頂までの高さは6メートルに達し、アカシアなど高木の葉を食べる
2.中国の想像上の動物。麒は雄、麟は雌という。一角獣

といった意味のようです。



二通りの漢字がありますが『騏驎』の2番めの意味にもあるように

どちらの漢字を使っても意味は同じのようです。



ただ、イメージ的に
『騏驎』は空想の動物。優れた馬。
『麒麟』は皆が知っている動物園にもいるキリン。

という意味の偏りがありそうですね。



優れた人物も老いてしまったら凡人にも劣る、とありますが

優れた、と一言で表現していますが、同じ人間なので

若い人が年寄りにもし負けたら恥ずかしい気もしますが。



それでも、比べること自体が意味がない、自分にとってよろしくないので

それぞれが自分らしく、自分のために生きるのが正解かもしれません。

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『麒麟も老いぬれば駑馬に劣る』の類義語

老境
老年
老いらく
老残
耄碌
老化
年波

『老い』の慣用句

老いの一徹
老いの繰り言
老いを養う
愚に返る
春秋高し
鶴は千年亀は万年
年は争えない
年寄りの冷や水
日暮れて道遠し
焼きが回る

『老い』のことわざ

老いたる馬は路を忘れず
老いては子に従え
老いては益益壮なるべし
麒麟も老いぬれば駑馬に劣る
昔の剣今の菜刀
老驥千里を思う

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