『朱に交われば赤くなる』(しゅにまじわればあかくなる)という言葉は
まるで聞いたことがない言葉ですね。
「交わる」という言葉が含まれているので、なんとなく
長く付き合っていればどのような相手でもそれなりに情が移る、親しい人となる
のような意味になりそうですが。
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『朱に交われば赤くなる』の意味
『朱に交われば赤くなる』の意味は
人は付き合う友達によって良い方にも悪い方にも感化されるということ
といった意味のようです。
付き合う相手により良い方にも悪い方にも影響される
のような意味になるようですね。
良い友人を選んでいったほうが、後々自分のためにも良い
ということなのかもしれません。
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『朱に交われば赤くなる』の例文、使い方
例文としては
「時間に余裕がなかったのはネットゲームの友人に付き合っていたからだろう。朱に交われば赤くなるだ」
のような
「付き合う友人により悪い影響を受ける」
の代わりのような使い方が良さそうです。
※このことわざは悪い意味の場合にのみ使い
「外国人の友人ができてから朱に交われば赤くなるなのか、英語が話せるようになった」
のような良い意味での使い方はしないようです。
『朱に交われば赤くなる』の語源、由来
『朱に交われば赤くなる』の語源、由来は
『傅玄』(ふげん)217年-278年
三国志の普の人物。魏・西晋の政治家・文学者・学者
の書物『太子少傳箴』(たいししょうふしん)の中の言葉
「近墨必緇、近朱必赤」
墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤くなる
から来た言葉のようです。
『朱』(しゅ)は
硫化第二水銀 HgSを主成分とする赤色系の顔料
といった意味になるので、「朱」は赤い色の液体を表し
墨だから黒く、朱だから近づけば赤く染まる
というわかりやすい表現をされているようですね。
友人の色に染まってしまうから
できれば良い友人と付き合ったほうが良い
のような教訓が含まれた言葉になるようです。
『朱に交われば赤くなる』の反対語、対義語
『朱に交われば赤くなる』の反対語、対義語となる言葉は
『泥中の蓮』(でいちゅうのはす)
汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていること
といった意味のことわざになります。
こちらは悪い環境の中でも影響されない、良い状態を保っている
という意味になるので
『朱に交われば赤くなる』の悪い影響を受ける前提で使われる言葉とは
結果の意味から反対語としてぴったりなのかもしれません。
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『朱に交われば赤くなる』の類義語
交際交わり
誼
親交
交友
交遊
社交
友誼
交情
情実
腐れ縁
『付き合い』の慣用句
顔が広い肝胆相照らす
気心が知れる
旧交を温める
爾汝の交わり
水魚の交わり
世間を狭くする
『付き合い』のことわざ
益者三友己に如かざる者を友とするなかれ
君子の交わりは淡きこと水の如し
朱に交われば赤くなる
損者三友
和して同ぜず