『一病息災』(いちびょうそくさい)という言葉は

あまり聞きなじみがなくよくわからない言葉ですね。



なんとなく
1回病気になる
1回の病で命取りとなる

1回の病で災いとなるから気をつけよう

といったイメージがありますが。

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『一病息災』の意味


『一病息災』(いちびょうそくさい)の意味は

軽い病気を持っている人の方が体に注意するから
何の病気もない人よりかえって長生きするということ


といった意味のようです。



なるほど「一病」というのは
一回病気になる

ではなく
「一つの病気」

といった意味になってくるんですね。



確かに
1つ病気を持っていたり
一度病気で苦しむと

もう病気にならないように注意したりして

自然に本能的に

健康を意識した生活を送りますからね。



だから
病気になったことがない健康な人は

どうしたら病気になるか
不健康になるか

という知識を知らないから

警戒心もなくだらしない生活になりやすくなる

ということなのかもしれません。



口で言われるのと体感するのとでは

知識が全然違いますからね。



そういった
一回苦労しないと人間はわからない

という人間の心理を意味した言葉の1つなのかもしれません。

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『一病息災』の使い方や例文


例文としては
「彼は一病息災だったため人一倍健康だ」

といった
「軽い病気の経験から健康に気をつけている」

の代わりのような使い方が良さそうです。

『一病息災』と『無病息災』の違い


『一病息災』は
一度病気になったから健康に気をつけている
だから病気をしないで元気である

といった意味になってきますが

『無病息災』は
病気をしないで元気でいる

といったシンプルな意味になります。



なので『一病息災』と『無病息災』の違いは

「病気をした経験から注意力が増して健康である」か
「病気をしないで健康である」となるので

病気に注意しているかしていないか

という違いになります。

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『一病息災』の類義語

健やか
健全
壮健
強健
頑健
矍鑠
達者
まめ
無事
無病息災
健勝
恙無い

『健康』のことわざ

一病息災
薬より養生
酒は百薬の長
頭寒足熱
病は気から

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