『酒は百薬の長』(さけはひゃくやくのちょう)という言葉は

あまり聞いたことがない使われなさそうな言葉です。



でも場所によってや
もしかしたらお酒好きの間では

結構有名な言葉かもしれません。



漢字や言葉から意味を察するに

お酒は健康にいいといった意味になりそうですが。

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『酒は百薬の長』の意味


『酒は百薬の長』(さけはひゃくやくのちょう)の意味は

酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良いという事

といった意味のようです。



お酒は適量であれば

ポジティブになったり
ご機嫌になり

健康に良いということなんですかね。



飲みすぎると体を壊しそうですが

適量であれば

普段悩んでいることや
不安に思ってることが無くなり

余計なストレスといった心配事がなくなるため
結果的に健康に良い

ということなのかもしれません。



でもこの言葉を鵜呑みにして

お酒を飲むことを習慣にして健康を害する

という人が続出しなければいいのですが。



適量のつもりが気が緩んでしまい大量に飲んでしまった

ということにもなりかねないので

あまり積極的に取り組むべき健康法ではないような気がします。



適量というと

毎日適量ということではなく
月に1回とか

そういった気持ちでお酒と付き合った方が

依存防止にもなっていいかもしれません。



お酒好きで体とも相性が良い

というなら本当に良いかもしれませんが。

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『酒は百薬の長』の由来


『酒は百薬の長』の語源、由来は

昔の中国からきた言葉のようです。



時代は三国志の前、前漢の頃で

『王莽(おうもう)』という人物
新朝の皇帝。字は巨君。
前漢の元帝の皇后・王政君(孝元皇后)の甥で、
成帝の母方の従弟に当たる


の言葉が『漢書』という書物に記されていて

伝えられてきたそうです。



中国からの言葉だったんですね。



確かに三国志の前の時代ともなるとかなり昔ですから

お酒も貴重だったでしょうし

その時代の皇帝の言葉なので

皆信じて疑わなかったのでしょうね。



それが今の時代まで伝えられているので

影響力もすごかったのではと思われます。



また、その『酒は百薬の長』が記されていた

『漢書』には「塩」や「鉄」についても一緒に記されていたそうです。



「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」

酒は塩と鉄と同じように貴重で大事にされていたのだと

思わされますね。



なので『酒は百薬の長』の語源、由来は

昔の中国の『漢書』の書物から

『王莽(おうもう)』という新朝の皇帝からの言葉からきた

ということになります。

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『酒は百薬の長』の類義語

健やか
健全
壮健
強健
頑健
矍鑠
達者
まめ
無事
無病息災
健勝
恙無い

『健康』のことわざ

一病息災
薬より養生
酒は百薬の長
頭寒足熱
病は気から

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