『春秋に富む』(しゅんじゅうにとむ)という言葉は
聞いたことがない言葉ですね。
予想してみると
春と秋が程良い気温ということもあり過ごしやすい環境である
ということから
充実している、生活しやすい
というような意味になってきそうですが。
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『春秋に富む』の意味
『春秋に富む』(しゅんじゅうにとむ)の意味は
年が若くて将来がある
といった意味のようです。
直訳しすぎていたせいか
予想した意味と全く違っていたみたいですね。
確かに日本語の言葉の表現的には
「春」や「秋」は若い
というイメージもあるのかもしれません。
イメージというか妄想レベルになってきそうですが
春や秋を若さの雰囲気をイメージさせて
どんなことでもできる希望の光のような未来がある
といった意味に例えているのかもしれません。
若いとひとくくりにして
いかにも将来があるのは若い人の特権のような言葉ですが
活動できるうちは若かろうが年をとってようが関係がないので
考えられる、行動できるうちは
理想の将来を作るため今を判断し行動していきたいものです。
例文としては
「春秋に富む若者は恐れず失敗を重ねて後悔するべきだ」
というような使い方が良さそうです。
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『春秋に富む』の由来
『春秋に富む』の由来、語源となる言葉は
『史記』という中国の歴史書からきた言葉のようです。
そこでは「皇帝春秋富」
という感じで使われていたみたいですね。
また『漢書』でも
「陛下春秋高」という言葉があり
こちらは「春秋高い」
年齢が高齢である
といった意味のようです。
『春秋』は「若い」というイメージがありましたが
『春秋』は
年齢、年
といった意味になるので
春秋に富むは
年齢に富む
つまり年が若い
といった意味になってくるようです。
だから「春秋が高い」だと
年齢が高い→高齢である
といった意味になるんですね。
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『春秋に富む』の類義語
齢年歯
生年
年頃
年の頃
年格好
年輩
『年齢』の慣用句
犬馬の年春秋に富む
薹が立つ
年が行く
年端も行かない
馬齢を重ねる
『年齢』のことわざ
亀の甲より年の劫三十振り袖、四十島田
七十にして矩を踰えず
人生七十古来稀なり
十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人
七つ下がりの雨と四十過ぎての道楽は止まぬ