『情』(じょう)という言葉は

普通に見る言葉ですね。



なんとなく、人の気持ち、感情

のような意味になりそうですが。



『情』の読み方は
音読み:じょう、せい
訓読み:なさ(け)

となります。

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『情』の意味


『情』(じょう)の意味は

物や人の言動に接して起こる温かい感情。
人を思いやる心の働き


といった意味のようです。



自然に生まれるいたわりあう気持ち、感情

のような意味になりそうです。



『情』(じょう)は
1.何かを見たり聞いたりして起きる心の動き
2.人が本来もっている性質
3.思いやり。なさけ
4.特定の異性を愛する心
5.実際のようす
6.意地

といった複数の意味を持ちます。

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『情』の例文、使い方


例文としては
「情にもろい」
「情に流される」

のような使い方が良さそうです。

『情』の語源、由来


『情』の語源、由来は

「忄」(りっしんべん)は「心」となるので
「心」と「青」から

「青」は
「生」と「舟」から
「生」は
芽が出て草が生える形から生まれるの意味
「舟」は
赤土(硫黄と水銀)がある井戸の形
「草」と「井戸」で清らかな水から青を表す

昔の中国では
「情」は
心、感情を表し「情け」「思いやり」を意味するようになる
「性」は
体を表す

というところから来た言葉のようです。



「青」には
清らかな水を連想する「草」「井戸」の他に

語源を見てみると
未熟、空の色から「仰ぐ」

といった、純粋な心、きれいな青色を表すので

人が人を思いやり支え合う、という理想とする清らかな心を意味する字として

「心」に「青」が使われて「情」となった言葉なのかもしれません。

『情』の反対語、対義語


『情』の反対語、対義語となるのは

『知』(ち)
物事を認識したり判断したりする能力。知恵
『意』(い)
心の働き。思っていること。気持ち。考え

といった意味の言葉となるようです。



いまいちしっくりきませんが

「情」の意味に含まれる
人が本来持っている性質、から

「情」が
もとからある性質、本質
「知」や「意」が
あとから上書きされた能力、知恵、考え

という意味の違いとなるのかもしれません。

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『情』の類義語


人情
思いやり
同情
哀れみ
慈悲
温情
恩情
厚情
芳情

善意

『情け』の慣用句

鬼の空念仏
同病相憐れむ
情けが仇
武士の情け

『情け』のことわざ

鬼の目にも涙
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
旅は道連れ世は情け
情けに刃向かう刃なし
情けは人の為ならず

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