『地獄の沙汰も金次第』(じごくのさたもかねしだい)という言葉は
聞いたことがある言葉ですね。
なんとなく、地獄のような環境でも金があればどうにかなる、どのような時でもお金で解決できる
のような意味になりそうですが。
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『地獄の沙汰も金次第』の意味
『地獄の沙汰も金次第』(じごくのさたもかねしだい)の意味は
地獄で閻魔(えんま)から下される裁きも金があれば有利になる。
この世のことは金の力でどうにでもなるということ
といった意味のようです。
お金があれば大体は乗り越えられる
のような意味になりそうです。
貧乏だとどうしても苦労してしまうから
金持ちになっても必要以上のお金を求めてしまうところがあるのかもしれません。
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『地獄の沙汰も金次第』の由来、語源
『地獄の沙汰も金次第』の由来は
『新撰犬筑波集』(しんせんいぬつくばしゅう)
室町時代後期の俳諧連歌撰集
『摂州合邦が辻』(せっしゅうがっぽうがつじ)
文楽及び歌舞伎の演目名。安永2年( 1773年)2月、大坂にて初演。菅専助、若竹笛躬の合作
『黄表紙』(きびょうし)
江戸時代後期に行われた草双紙の一種
といったところから来たようです。
一番古い「新撰犬筑波集」と「摂州合邦が辻」では
「地獄の沙汰も銭次第」と「金」でなく「銭」が使われていたようですが
江戸後期頃の「黄表紙」では
今と同じ「地獄の沙汰も金次第」と使われていたようです。
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『地獄の沙汰も金次第』の類義語
金銭銭金
銭
御足
御宝
金子
黄白
鳥目
元手
先立つもの
大枚
万金
小金
目腐れ金
泡銭
『金』のことわざ
一銭を笑う者は一銭に泣く金の切れ目が縁の切れ目
金は天下の回り物
地獄の沙汰も金次第