『先憂後楽』の読み方は(せんゆうこうらく)となります。



『先憂後楽』(せんゆうこうらく)という言葉は

聞きなじみのない言葉ですね。



なんとなく、最初に辛い経験をしておくと後が楽

のような意味になりそうですが。

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『先憂後楽』の意味


『先憂後楽』(せんゆうこうらく)の意味は

世の人々より先に国の安否を心配し
人々が楽しく暮らしているのを見届けた後に楽しむこと。
政治家の心がけをいった言葉


といった意味のようです。



意味が限定されていて難しい言葉となりそうです。



人よりも国を心配し、人が楽しんでいることを確認してから楽しむ、といった意味から

先に苦労しておけば後で楽になる

といった意味になったようです。

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『先憂後楽』の対義語、反対語


『先憂後楽』の対義語、反対の意味となると

先に楽をすれば後で苦労する

のような意味の言葉となりそうです。



ここから考えると

『楽あれば苦あり』
楽しい事のあとには苦しい事がある。苦楽は相伴うことをいう
『楽は苦の種苦は楽の種』(らくはくのたねくはらくのたね)
楽は苦を、苦は楽を生むもとになる。今の苦労は将来の楽につながるから耐え忍ばなければいけないということ

といった言葉、ことわざが対義語に近くなるのかもしれません。



ただ、楽と苦は互いに呼び寄せる、のような意味も表しているので

対義語というより類義語に近そうです。



違う視点で見てみると

「先憂後楽」は
自分よりも国を優先する、のような意味になるので

自分を優先する、第一に考える、のような反対の意味で考えると

我欲』(がよく)
自分一人の利益・満足だけを求める気持ち
『利己主義』(りこしゅぎ)
社会や他人のことを考えず、自分の利益や快楽だけを追求する考え方。また、他人の迷惑を考えずわがまま勝手に振る舞うやり方

といった意味の言葉が対義語になりそうです。

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『先憂後楽』の類義語

愉楽
悦楽
快楽
享楽
法楽
歓楽
逸楽
道楽
娯楽
慰み
気晴らし
皺伸ばし
一興

『楽しみ』の慣用句

命の洗濯
歓を尽くす
橘中の楽しみ
曲肱の楽しみ
壺中の天地
目の保養

『楽しみ』のことわざ

君子の三楽
仁者は山を楽しむ
先憂後楽
楽しんで淫せず

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