『苦肉の策』という言葉は
聞いたことがある言葉ですね。
よく考えると意味があやふやな言葉ですが、なんとなく
やむを得ずやる計画、苦しい思いをする計画
のような意味になりそうですが。
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『苦肉の策』の意味
『苦肉の策』(くにくのさく)の意味は
敵をあざむくために自分の身を苦しめて行うはかりごとの意味から
苦し紛れに取る手段
といった意味のようです。
最後の抵抗となる方法、苦しい状況を紛らわす方法、見苦しい手段
のような意味になりそうです。
『苦し紛れ』(くるしまぎれ)は
苦しさのあまりにすること
『手段』(しゅだん)は
ある事を実現させるためにとる方法
といった意味になります。
『苦肉の策』(くにくのさく)は
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀(はかりごと)。
といった意味になるようで、ここでの意味からだと
三国志の赤壁の戦いで黄蓋(こうがい)が先頭に立って行った策略を思い出しますね。
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『苦肉の策』の使い方、例文
例文としては
「元気玉は強敵でどうしようもない絶望的な状況の苦肉の策なのかもしれない」
のような
「苦し紛れの手段」
の代わりのような使い方が良さそうです。
『苦肉の策』の語源、由来
『苦肉の策』の語源、由来は
やはり、三国志の赤壁の戦いから来た言葉のようです。
『苦肉』(くにく)は
敵を欺くために自分の身や味方を苦しめること
といった意味になります。
直訳すると、自分を傷つけて敵をだます手段
となりそうですね。
中国の兵法書『兵法三十六計』の中に
第三十四計の戦術『苦肉計』というのがあり
三国志の赤壁の戦いで使われたのが最初で、語源となるようです。
味方を苦しめない、という自然な考えを利用してだます策略
というところから「苦」の言葉の意味に近くなり
苦し紛れの手段
という意味になったようです。
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『苦肉の策』の類義語
手段方法
策
術
方途
方策
術策
作戦
方便
万策
正攻法
奇策
小細工
手練手管
四十八手
その伝
切り札
奥の手
ウルトラC
『手立て』の慣用句
一計を案じる窮余の一策
苦肉の策
伝家の宝刀
毒を以て毒を制す
『手立て』のことわざ
嘘も方便策士策に溺れる