『浮き世』という言葉は

結構よく聞くのですが

意味がいまいちぱっとしない
はっきりとわからない言葉のような気がします。



なんとなく
芸術、美術関係の世界でいう
「浮世絵」
という言葉を連想させますが。



『浮き世』
「浮き」に「世」ということは

世の中が動いている、生き物のように生きている

のような意味にも聞こえてきそうですが。

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『浮き世』の意味


『浮き世』(うきよ)の意味は

「憂き(うき)」という言葉から
(とかくままならなかったり煩わしいことが多かったりする)この世の中

といった意味のようです。



意味を聞いてもいまいちパッときませんが
要は
煩わしいことが多いイメージの強いというところからの世の中

といった意味になってくるみたいですね。



『煩わしい』は
心を悩ましてうるさい。面倒で、できれば避けたい気持ちである
『ままならない』は
思いどおりにならない。自由にならない
『とかく』は
さまざまな物事を漠然とさす。何や彼(か)や。いろいろ

といった意味になります。



なので要するに
負の感情が多いこの世の中

といった意味になってきそうです。



『憂し(うし)』は
つらい。苦しい

といった意味になり

「浮き世」の「浮き」は
「憂し」の連用形「憂き」からきたようで

本来の言葉
「憂し」の
つらい。苦しい

の意味が
「浮き世」の意味に強く関わっていたようですね。



例文としては
「浮き世の荒波にもまれているうちに心地よさを覚えた」

ような使い方が良さそうです。

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『浮き世』の類義語

世の中

社会
実社会
天下
江湖
世上
世俗
俗世間
浮き世
人世
市井

巷間
娑婆
塵界
世情
世態

『世間』のことわざ

世間は広いようで狭い
人の噂も七十五日
人の口には戸が立てられない
世の中は相持ち
世の中は三日見ぬ間の桜かな
渡る世間に鬼はない

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